4月度 バーニーズ ニューヨーク ポップアップショップ展示品から その1
こんにちは、トシです。
本日よりバーニーズ ニューヨーク六本木店で、ポップアップショップを開催しております。
04/10 SAT. ー 04/13 TUE. 六本木店 2F
04/15 THUS. ー 04/18 SUN. 神戸店 B1
展示のジュエリーの中から、目玉のひとつをご紹介致します。
Super Vintage Bangle 1920s
ネイティブ(インディアン)ジュエリーの歴史の最初の段階 【ファースト フェーズ】は1880年~1890年頃とされています。
スペイン軍との接触で銀細工の手法を身に着けたナバホ族が、自分達が使うアクセサリーを作り始めます。
本ブログ表紙の石のセットされていない素朴なバングルはまさにその時代のものですが、通説よりもさらに古い1860年代の可能性があります。
このバングルは非売品ですが、それを小寺がアレンジして現代によみがえらせたのがSky Blue Hawk のブリタニアシルバーのシリーズです。
その後、シルバーだけのアクセサリーに物足らなさを感じたネイティブが、彼らのお守りの石であるターコイズをセットしていく事となります。
巷で通常に取引されるヴィンテージは古くてもせいぜい1940年代で、1920年代のものとなると稀少です。
古い物となると長年に渡る着用で石の劣化が進んで欠けがあるものが多く、今回ご紹介のようなコンディションの良いものはなかなか見つかりません。
石はPersian(ペルシャ)もしくはCerrillos(セリリョス:ニューメキシコ州)と思われますが、この時代にPersionをネイティブが入手出来たか?もう少し調べないと定かにはなりません。
現代作家のコンテンポラリーの作品も良いですが、その原点であるこのようなヴィンテージはとても魅力があります。
Deepなコレクターが最後に行き着くのは、この時代の物だと思います。
是非、実物をご覧ください。
*バーニーズ ニューヨーク各店は感染拡大防止の対策を行った上でオープンしています。営業時間などは、各店のHPなどで最新情報をご確認ください。