曇りなき、純真無垢なターコイズ。

Lone Mt. Kodera Original K20 Ring 340



リー・ヤジー、フレッド・ペシュラカイ、チャールズ・ロロマ──インディアンジュエリーの巨匠たちが特に愛したのが、ローンマウンテンのターコイズだ。


アメリカンターコイズは、ヨーロッパからの移民が入ってくるはるか以前から、古代ネイティブ・アメリカンたちによって偶然発見され、神が宿るお守りとして使われてきた。その後、16世紀になるとスペイン軍が入り込み、彼らが身に着ける青い宝石に目をつけた。そして、彼らを奴隷としてターコイズや金、銀などを採掘させたというのが、歴史の事実だ。


自然とともに暮らし、神とともに生きる彼らの歴史と独特の“教え”は、現代人にとっても生きる教訓となっている。


そんなネイティブ・アメリカンたちの息吹を感じさせてくれるシンボルの中でも、ローンマウンテンは目の覚めるような青の美しさや、黄金に輝くマトリックスが入ったゴールデンウェブといった、この山特有のターコイズで知られている。


いかに青いか──ローンマウンテンというターコイズは、究極的にはそこに大きな価値がある。


残り少ない “天然の本物”


1970年代に盛り上がったアメリカンターコイズの歴史の中でも、これほど青い石には滅多にお目にかかれない。小寺康友が出会ったローンマウンテンの中でも、とびきりの青さをたたえる石だという。


「いいローンマウンテンをとにかく探し続けて、やっと出会えました。この石はおそらく、ウィンフィールドという山のオーナーの会社でカットされたものでしょう。1969〜71年に採掘された、最もいい時代のローンマウンテンです」


カットのかたちや裏側の補強材(バックプレート)を見ることで、その石の年代はある程度わかる。原石のどこに刃を入れ、どのようなかたちで石を選び出したのか。カットされて宝石に仕立てられた石を見れば、関わった人々の思いがそのかたちに込められていることが見えてくるのだ。


石と対話して生まれたデザイン


このローンマウンテン最大の特徴は、その青さ。深く鮮やかな青とわずかに入ったマトリックスを見れば、最高級の石であることは明らかだ。


「以前紹介したアイランドリングと同時期に購入した石ですが、天然で本物のローンマウンテンは、これからどんどん減っていきます。この石もいつかジュエリーにしたいと考えながら取っておいたものです」


いいターコイズを購入しても、どのようなジュエリーに仕立てるかを決めるまでに何年もかかることはよくある。今回はこの石を眺めながら、指輪にするアイデアが小寺の脳裏に浮かんだ。角度や形状の問題で作りにくさを感じていたが、それをうまくデザインに取り入れるイメージができた。


「石自体が縦型になっていることもあって、リングの厚みをとるとより丸みが感じられます。石の丸みを生かすジュエリーに仕上げています」




身に着けてみて初めてわかる石の表情


いい石であることと、いいジュエリーであることは必ずしも一致しない。しかし、いい石を使わなければ、歴史に残るようなジュエリーが作れないことも確かだ。


「石の奥から滲み出てくるように、濁ったようにも見えますが、身につけてみると印象が変わります。あまりマトリックスがはっきり入ると印象が強すぎて見えることもありますが、この石はターコイズらしい青さとマトリックスの入り方がちょうどよくバランスされていると思います」


リングの素材にはゴールドをチョイスすることで、ロイヤルブルーのターコイズがさらに引き立つ。金の腕時計などと合わせてつければ、その人物のセンスや魅力を引き出してくれるだろう。


アメリカンターコイズの新たな歴史を刻む作品


ターコイズとの出会いは想像力だ。その小さな石を見た自分が、何を感じ、どんなイメージをターコイズに宿すか。神聖な力を感じる人もいれば、自然の神秘を感じる人もいる。気持ちを昂らせるアイテムとして、あるいは気持ちを落ち着けるためのお守りとするのもいい。


この石がどのように発見され、どんな人々の手を経てきたのかはわからないが、年々ターコイズの希少価値が高まっていく中、小寺が生み出したこのリングも、数十年、数百年先には、現地の人々よりもターコイズを知る日本人が生み出したビンテージジュエリーとして、名を連ねることになるだろう。


このローンマウンテンリング自体も、アメリカンターコイズの歴史の新たな1ページとして刻まれるものなのだから。



Lone Mt. Kodera Original K20 Ring 340

水をたたえたような美しいローンマウンテン・ターコイズのK20ゴールドリング

スーパーハイエンドのLone Mountain Turquoise。
照りのある深い青が奥行きを感じさせ、黒のLone Mountain独特のマトックスが入ることにより、より青の美しさが強調されている。

Yasutomo Koderaの名を世界に知らしめたFile Work(ヤスリがけ)で、一つのリングに対し一個の原型を制作している。
石からイメージと大きさからリングのバランスを見ながら造形。それによって曲線の美しさと指に吸い付くようなフィット感が生まれる。

石の大きさは最大 縦 約15mm、横11mm
リングの重さ約32g。

Lone Mt. Kodera Original K20 Ring 340

SOLD OUT
■カテゴリ: Ring
■作家: Yasutomo Kodera
■産地: Lone Mountain
■サイズ: 15号
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